女の子の永遠の憧れ!本物のシンデレラ城♡ドイツ「ノイシュバンシュタイン城」

ディズニー舞台

シンデレラ城のモデルとしてとても有名な、ドイツにあるノイシュバンシュタイン城。
比較してみると、似ていることがわかると思います。

ノイシュバンシュタイン城は見る角度によって、お城が見せる表情がガラリと変わります。
お城の外観は、まさに夢のよう。
ディズニーランドで見るシンデレラ城を見た時以上の感動が得られるかもしれません。

1、映画の世界に入れる度 ★★☆☆☆

星二つ、と辛口な評価になってしまいましたが、映画の世界に入れるかという点だけの評価です
ディズニーアニメ「シンデレラ」の世界を感じられるのは、ノイシュバンシュタイン城外観だけかもしれません。

お城の中は、お城をつくったルードヴィヒ二世の趣味満載。
「シンデレラ」の世界観を想像してお城の中に入ると、少し違った印象を受けるかもしれません。
また、外観も横から見るとなんだかシンデレラ城とは少し違いますよね。

しかし「美しいお城」という点では素晴らしく、訪れる価値はあります!!

2、映画『シンデレラ』について

ディズニーアニメ『シンデレラ』が制作されたのは1950年、今から70年も前です。
白雪姫のヒット後、いまいちヒットを飛ばせずにいたディズニーアニメ。
ウォルトは多大な時間と制作費をかけ、『シンデレラ』を制作します。
その甲斐あって、ものすごい大ヒットとなった『シンデレラ』はディズニーを代表する作品の一つとなりました

「シンデレラ」というと、「シンデレラ症候群」という言葉があるように、ただ王子様が来るのを待つようなイメージがありますが、このアニメの主人公であるシンデレラは違います。
いつも継母と義理の姉のために甲斐甲斐しく働いていますが、夢を忘れず、ここぞという時には継母に自分の意志を主張する強さを持っています。
苦しい環境でも楽しみや夢を持てる強さは誰もが持てるものではありません。
そうやって頑張る人のもとにはフェアリーゴットマザーが来る。
「どんな状況でも信じていれば夢は叶う」というメッセージをこのアニメは人々に与えます

薔薇子の好きなシーンは、フェアリーゴットマザーが現れ、シンデレラに魔法をかけるシーン。
キラキラと輝く光に包まれ、美しいドレスを身にまとうシンデレラのシーンは思わずため息が出る美しさ。

この映画を見ると不思議とあたたかくてキラキラした気持ちになれます。
ぜひ『シンデレラ』を観て魔法にかけられてください。

3、ノイシュバンシュタイン城について

ノイシュバンシュタイン城は1869年、第4代バイエルン王ルードヴィヒ2世の命により着工されました。
18歳の若さで国王の座についたルードヴィヒ2世は、とにかく芸術を愛しており、中世の騎士道に対して憧れを抱き、またワーグナーの音楽に心酔していました。
そんな自分の描く理想的な世界として建てられたのがノイシュバンシュタイン城です
内部はワーグナーの音楽を再現したような部屋や、オペラを再現した洞窟が出てきます。

自分の世界観を現実に再現しようとした彼は「狂王」や「メルヘン王」と呼ばれてしまいます。
結局彼は、臣下たちに廃位させられ、その翌日にお城の隣の川で亡くなっているところが発見されます。

豪華で「メルヘン王」の名にふさわしいノイシュバンシュタイン城の外観ですが、中に入ると豪華絢爛ではあるものの、ルードヴィヒ2世の数奇な運命を表しているようなもの哀しさを感じます。

ノイシュバンシュタイン城へのアクセス方法ですが、かなり有名な観光名所ですのでここでは詳しくは書きません。
ミュンヘンからの所要時間と費用だけ載せておきます。
列車、バスと二通りの行き方があります。
どちらも所要時間は、ノイシュバンシュタイン城の麓の村「ホーエンシュバンガウ」まで片道2〜3時間
バスだと片道10〜20ユーロで、列車だと片道30ユーロ(バイエルンチケットを使うと人数が増えればもっと安くなる)程度です。
「ホーエンシュバンガウ」からノイシュバンシュタイン城までは、バスか馬車か徒歩で行けます。

気をつけて欲しいのは、チケットの購入場所はノイシュバンシュタイン城ではなく、麓の村にあるチケットセンターです。入場は時間制ですので、指定された時間に到着するようにお城へ向かってください。

4、薔薇子の旅行記〜シンデレラというよりも〜

薔薇子はノイシュバンシュタイン城に家族で行きました。

ノイシュバンシュタイン城を綺麗に見るためには、ノイシュバンシュタイン城から少し離れたマリエン橋という吊り橋からお城を眺めます

その吊り橋からお城に向かう途中の景色が美しいこと美しいこと。
自然が180度パノラマで広がり、絵画をみているような気分になります。

ノイシュバンシュタイン城につくと、入り口付近のお城はマリエン橋から見るお城とはまた違った印象で、とても美しい。
マリエン橋からみたお城より、入り口付近のお城の方がシンデレラ城に似ています

お城の内部に入ると、父が「ルードヴィヒ2世はゲイだったんだぜぇ」とか「オタクだったんだぜぇ」とかそんなことばかり横で話してきました。

歴史好きで物知りではあるのですが、いったいそんな情報どこから仕入れたのかというような下世話な歴史家の父。

父の吹聴の影響か何かは知りませんが、お城の内部は、薔薇子の乙女心をくすぐってはくれませんでした。

豪華絢爛ではあるけれども、ヴェルサイユ宮殿の劣化版といった感じで少し薄暗くキラキラしたシンデレラの世界とは違うような。

さらにディズニーのアトラクションにありそうな張りぼてで作られたような、ライトアップされた洞窟がいきなり現れたりします。

お城の内部になんで作り物の洞窟を?!
と困惑します。

これぞルードヴィヒワールド全開。


父の話もあながち聞き捨てならないのかもしれません。

聞けば、ルードヴィヒはワーグナーの楽曲に傾倒し、その世界をお城に表現しようとしたのだとか。

音楽についてはあまり詳しくないので気の利いた説明はできませんが、多分ワーグナーの音楽の中に洞窟が出てきたんでしょうね。

「このお城はいったい‥」

とルードヴィヒを若干冷めた目で見ていましたが、薔薇子はまたもやハッと気づくのです。

薔薇子の家も、ある一角はトイストーリーの世界のようにおもちゃで溢れているのに、ある一角は殺風景、そしてある一角はプリンセスの世界のようにピンクだらけと統一性がない。

さらに薔薇子だってディズニーオタク。父すら歴史オタク。

若干のシンパシーをルードヴィヒ2世に感じ始めた薔薇子は、このお城のセンスのなさにも愛おしさを感じました。

ちょっと冷めた目で見てしまったお城ですが、名だたるシンデレラ城に影響を与え、多くの観光客が訪れる功績を残しています。

オタクの底力を見せてくれたルードヴィヒ2世に乾杯

シンデレラとルードヴィヒ2世の世界観を肌で感じたい人、もしくは我こそはオタク!!
という人は是非訪れてみてください。

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