死者を弔うってどういうこと?映画『リメンバー・ミー』が教えてくれる死後の世界!!

ディズニー映画

1、映画『リメンバー・ミー(Coco)』基本情報

2017年製作/105分/G/アメリカ

監督:リー・アンクリッチ
脚本:エイドリアン・モリーナ
製作:ダーラ・K・アンダーソン
製作総指揮:ジョン・ラセター

2、あらすじ

過去に音楽の夢を追いかけて家族を捨てた先祖の男が原因で、家族ともども音楽を禁止されている少年ミゲル

しかし音楽が大好きなミゲルはどうしても音楽をやりたくて、死者の日(日本で言うお盆にあたるメキシコのお祭り。先祖が会いにくると言われている)に開催される音楽コンテストに出ることを決める。

ミゲルは伝説的ミュージシャンであるデラクルスの霊廟に飾られたギターを手にして出場するが、それを弾いた瞬間に死者の国に迷い込んでしまう。

死者の国に来てしまったミゲルは、ヘクターという謎めいたガイコツと出会い、音楽を通じて自分の先祖の謎を知ることとなる。

3、薔薇子レビュー

この作品は「死後の世界」と「音楽」がテーマです。

死者を弔う = 映画のタイトルの通り思い出すこと

ということを改めてわからせてくれる作品です。

小さい子供でも、その意味を容易に理解できる、素晴らしい作品です。

この映画を見たあと、大好きな今は亡き祖父たちと祖母を思い出しました。

そしてずっと「忘れない」と強く思わせてくれる、そんな作品。

故人を弔うメキシコの行事「死者の日」を祝うメキシコがこの作品の舞台。

「死者の日(11月1・2日の二日間)」とは、日本のお盆に似たもので、「故人が帰ってくる日」だそうです。

そのため、死者が通る道を表すマリーゴールドが町中に飾られ、人々は故人の写真を祭壇に飾ります。

メキシコのこの行事は、しっとりと故人を悼むわけではなく、明るく楽しく故人を偲ぶので、楽しいお祭りのようなものなのです!!

故人と楽しく過ごす日ということで、メキシコはとても明るくて楽しい雰囲気になります

劇中でもマリーゴールドが至る所に登場しますが、マリーゴールドが「太陽」を意味するだけあって、映画の中はとても明るい雰囲気。

鮮やかなオレンジ色がものすごく綺麗ですよ。

主人公のミゲルが鮮やかなオレンジ色をバックに、故人と向き合っていく姿は、心打たれます。

さすが『トイストーリー3』の製作陣が集まった作品!

ストーリーがしっかりしていて、とにかく心が温まり、泣けます!!

本当、ピクサー作品1泣けると言っても過言ではありません。

また、音楽が主題の作品なだけあって、作中に登場する音楽の素晴らしいこと

『アナと雪の女王』の作詞、作曲をしたクリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペスが担当したといえば、素晴らしさが伝わりますよね?

劇中で登場人物が歌う歌詞とストーリーの見事に融合していて、映画を見終わったあとは、「リメンバーミー」という曲を愛してしまうこと間違いなしです!!

そして、私もお盆など故人を思い出す時は、嘆き悲しむのでなく、楽しかったことをたくさん思い出し、明るい気持ちでこの世に出迎えてあげたいなあと思いました!!

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