サンフランシスコがディズニー好きの聖地であるのには理由があります。
というのは、サンフランシスコには、ファンが歓喜するようなお宝満載の「ウォルト・ディズニーファミリーミュージアム」
そして「ピクサー社」があります。
さらに「ベイマックス」の舞台の一つでもありますね。
今回の記事ではサンフランシスコのピクサー社に行ってきた備忘録を書きたいと思います。
大好きなピクサー作品を生み出した世界に少しでも近づいてみたくなり、ピクサー社を訪ねてみることにしました。
ここで皆さんに知っておいて欲しいのは、薔薇子はディズニーの関係者でもなんでもないので、ピクサー社の内部には入ってないということです。
ただ外観だけ見られればそれでいい、そんな思いでピクサー社へ向かいました。
ピクサー社へはサンフランシスコの中心地からどのように行けば良いかわからなかったので、薔薇子はツーリストインフォメーションに向かいます。
ピクサー社への行き方を聞いたら、そんなところに行く旅行者は少ないだろうにわりとすんなり教えてくれました。
途中道に迷い、何度かその辺にいる人々に道を聞きましたが、みんな本当に優しく教えてくれる!!
アメリカ人は旅行者に優しいですね。
特にコンビニの店員のお姉さんなんて、一緒に外に出てまで道を教えてくれました。
ピクサー社の付近は本当にないもない住宅街なので、一人でとぼとぼ歩きながらピクサーに行こうとした小娘を不可解に思ったお姉さんは「なんでピクサー社になんか行くの?」と聞いてきましたが、薔薇子は「ただ見てみたいだけよ」と答えました。
のどかな町を一人歩いていくと、ピクサー社を発見しました。
「PIXAR」の大きな文字。
これが本当のPIXAR社かあ、、
としばし感動していた薔薇子ですが、PIXAR社にどんどん入っていく車をみて、猛烈にうらやましい気持ちになってきます。
そこで、PIXAR社を一周して、侵入できないか試みようとしました。
ぐるっと周りを一周しても、フェンスがあり、薔薇子みたいな不審者は絶対に入れませんよという雰囲気が漂っている。
デリバリーエントランスを見つけたりして、本気でピザ屋の店員になろうか悩んでいると、中で芝を刈っているおじさんが見えました。
フェンスの中に入れるおじさんすら殿上人に見える。
すぐそこに憧れの世界が生み出された場所があるのに、、、
そんなことを思い、じーっと芝刈りのおじさんを見ていました。
すると中から金髪の中年のおじさんが出てきたので、薔薇子は
「あれはPIXAR社の関係者に違いない、もしかしたらアニメーターかも!!」
と胸をときめかせ、おじさんを尾行します。
おじさんも怪しいアジア人の小娘に気づいたのか、チラチラ後ろを振り返りながら、サンドイッチを食べはじめました。
ほうほう、ピクサーの人間はサンドイッチを食べるんだな
とピクサーから全てを吸収することに集中しすぎていた薔薇子は、アメリカ人なら100パーセント食べるものにもアンテナが貼ってしまいます。
そしてやがて金髪の男性は後ろのアジア人女性を不審がりながらも、路駐していた車に乗って何処かへ行ってしまいました。
「あぁ、PIXARの中に駐車しないってことは、ただのピクサー社に用があったおっさんかもなあ」
と思い、ますますPIXAR社を遠くに感じたのです。
近いけど、遠い存在のあなた、、、
首を伸ばせば、「ファインディングニモ」のかもめ、マインが見えます。
そっか、遠くてもPIXARが創り出す素晴らしいアニメは世界のみんなのもの
そして薔薇子のもの、、、
薔薇子はそっと「マイン(mine)]」と呟くと、PIXAR社に感謝の気持ちが湧き出てきました。
「あなたは薔薇子にたくさんの夢と希望と笑顔を届けてくれました。」
薔薇子はPIXAR社に敬礼し、その地を後にしたのでした。
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